グリーンスクールへ行こう!〜ひと味違う魅惑のバリ旅〜

旅行

みなさんバリといえば何を思い浮かべますか?ビーチ、夕日、寺院にヨガ・・・。バリには魅力的な楽しみ方がたくさんあります。今回は人とはちょっと違う楽しみ方がしたい人にぜひとも行ってほしい場所、グリーンスクールについてお話ししたいと思います。

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グリーンスクールって知っていますか?

グリーンスクールはウブドから車で約15分、ジバンカジョ村にあるインターナショナルスクールです。カナダ出身のデザイナーで実業家のジョン・ハーディー氏とパートナーのシンシア氏が“サスティナビリティ(持続可能性)”というコンセプトのもと創立し、2008年に開校しました。

ジョン・ハーディー氏はTEDでも熱い想いを語っておられます。

追記:以下にTED動画を貼りますが、ケータイで見ると縦にドーンと出ちゃってるかもしれません。直し方調査中です。(分かる方いたらご助言いただけるとありがたい…!)右下の設定から日本語字幕も付けられますよ。

では、ご覧ください!

ーーージョン・ハーディー:私の夢、「緑の学校」 TEDGlobal 2010

グリーンスクールとの出会い

私がこの学校を知ったのは新婚旅行で巡る場所を探していた時。夫が建築を見て回るのが好きなので、「バリ 建築」で調べていた時のことでした。当時(2016年)はグリーンスクールに関する情報もまだ多くなく秘境感すら感じたのですが、この2、3年でメディアにも数多く取り上げられるようになり、その魅力を伝えるブログも一気に増えています。

「なんだこのきれいな学校!」と思い、すぐさま夫にLINEしました。また、私自身も大学で非常勤をするなど教育に関わっているので、「珍しい試みをしている学校」ということで興味を持ちました。

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グリーンスクールの魅力

夫もグリーンスクールには興味津々。調べてみると内部を見学できるという情報があったので、新婚旅行らしさはありませんが、ハネムーン中の半日をグリーンスクール見学にしよう!ということになりました。

学校の理念と実践

一つ目の魅力は特徴的な教育理念です。

グリーンスクールには、Integrity(誠実性)、Responsibility(責任感)、Empathy(共感)、Sustainability(持続可能性)、Peace(平和)、Equality(対等)、Community(共同社会)、Trust(信頼)の頭文字を取った「iRespect」という価値観があります。

A community of learners making our world sustainable”

つまり「私たちの世界を持続可能にする学習者のコミュニティ」であり、ハーディー氏がTEDで語ったように、地域に根ざし、環境保護を優先し、孫の世代が望むものを考えるというルールのもと運営されています。

そのほかにも、「エコ」「最先端」「奇跡の学校」「未来のリーダーを育てる学校」など、グリーンスクールの特徴は様々な表現で語られています。レポートブログもたくさん見つかりましたので、もっと詳しく知りたい方は探してみてください。トイレが水洗ではなくコンポスト、学校の中で水力発電や太陽光発電をしていること、自給自足の様子や再生可能エレルギー活用の様子などがとても詳しく紹介されています。

建築美

もう一つの魅力は、校舎のハッとするような美しさでしょう。そのほとんどが竹で建てられており、インドネシアの伝統的建築技法を取り入れた繊細かつ力強い姿をしています。技術的なところは分かりませんが、“こんなに大きいものを竹だけで作ったのか・・・”と、素人目に見ても圧倒されるすごさでした。これはもう、写真を見ていただくしかありません。

・・・ただ残念なことに、写真が致命的に下手です。これの1000倍はすごいです!

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グリーンスクールへのアクセス

グリーンスクールはジャングルの中にあります。バリ、特にウブドはカーチャーターが一般的。私たちがグリーンスクールへ行った時も、ドライバーさんとガイドさんにお話しして連れて行ってもらいました。ただ、当時はさほどメジャーじゃなかったのか、話してもすぐには伝わりませんでした。今はグリーンスクールのツアーを設けている旅行会社もあるようなので、それぞれにあった方法で行ってみてください。

所在地

Jalan Raya Sibang Kaja, Banjar SarenAbiansemal, BadungBali 80352, Indonesia

申し込み方法

見学はグリーンスクールのホームページから申し込めます。ガイドは英語です。

申し込みページはこちら:GREEN SCHOOL TOURS

2019年2月19日現在、

キャンパスガイド付きのツアー:平日9:00-10:00、土日10:30-11:30

費用:大人Rp.190,000(≒1500円)、6〜12才Rp.60,000(≒500円)、6才以下無料

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実際に行ってみて分かったこと

ガイドさんの説明はすべて英語なので私の英語力じゃほとんど理解できなかったのですが、私なりに現地で感じたことがあります。

まず、グリーンスクールは「エコ」や「持続可能性」に注目が集まることが多いようですが、それよりも興味深いのが教育の在り方でした。学年を超えた縦のつながり、学校を超えた住民とのつながり。子どもたちは自分たちで課題を見つけ、協力し合い、頭を使い、世界規模でのコネクションを活用しながらその解決を目指します。

子どもたち発信の事業は毎年20以上も生まれるそうです。先生もそれを指導するのではなくエンカレッジする、もしかしたら出しゃばらない程度に一緒に楽しんじゃってるんじゃないかと思います。見学した時は長期休暇中で子どもたちの姿はありませんでしたが、壁もなく山と川と畑に囲まれたこの場所で、自由な発想で、様々なアイデアを出し合い、生き生きのびのびと過ごしている様子が眼に浮かぶようでした。

*****

大自然の中の美しい学校、グリーンスクール。日本人の学生さんもいるそうです。見学に行くのはきっと子どもを入学させようか迷っている方が多いんだと思いますが、そうじゃない人にもおすすめできる場所でした。

まさかバリの山奥にこんなにも綺麗で壮大な建物があるとは思いませんでしたし、そこで掲げている理念も一般的な学校とはかけ離れています。バリの意外な一面を知れる良い機会となること間違いなしです。

初バリさん、リピーターさん、次のバリ訪問の候補地にいかがでしょうか?

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