時々郵便受けに入っている新聞や電気、ガス、生協などの懸賞キャンペーンチラシ。「どうせ勧誘でしょ〜」と分かっていても、無視できずに応募してしまう管理人ことです。
訪問販売が玄関先にやってきたらどうする?内容はどんなものだった?契約後にやっぱり解約したい時にはどうする?今回はその辺りをまとめていきます。
訪問販売の人が来た!
ある日、郵便受けに地域限定の応募キャンペーンチラシが入っていました。お肉やお米、レストランのランチチケット、スポーツの鑑賞チケット、その他オリジナルグッズなど様々な賞品の中から第3希望までを書いて応募すると、総勢○名に当たります!という感じのやつです。
「こうやって個人情報を抜かれてくんだな〜」などと思いつつ、私はけっこう応募します。この時も「勧誘があっても当たったらいいな」「でも契約しないともらえないんだったら辞退しよう」「ま、当たらないだろうけど」と思いながら応募しました。
それからしばらく。応募したのも忘れた頃にその人はやってきました。
曰く、
・懸賞には外れてしまいました
・でもダブルチャンスの高級ティッシュが当たりました
・この地域で当選したのは○人だけ
・そしてさらに、ティッシュ当選者限定のキャンペーンやってます
・今ならアレもつけますコレもつけます
・平成最後のお祭りです
・でもちょっとだけ契約にお付き合いください
やっぱり勧誘か。
もらったもの
で、契約、と。
【!注意!】契約は慎重に!サラッと書いたけど、ちゃんと熟考してます。
米10kg
作付け面積が約300haという希少品種米が2kg×5袋。
調べたところ、5kgで2,000円〜2,500円のものでした。10キロなので4,000円〜5,000円というところ。自分で運ぶ手間、注文や送料、など考えたら家に10キロあるのは嬉しいですね。

ホテル食事券
とあるホテルのペアランチ券。ホテルやレストランが選べて、価格帯は一人当たり3,000円〜3,500円(税込)ぐらいでした。大人二人でおよそ6,500円と見積もりましょう。

その他のプレゼント
お米と食事券以外に、営業さんの裁量でおまけしてもらえる特典がいくつかありました。
まずは映画チケット。映画は安く見る方法が色々ありますが、普通に観たら大人一人1,800円。大人二人で3,600円分ですね。
それから某テーマパークの入場券。大人一人3,500円の施設なので、二人で7,000円分です。
合わせていくら分?
米4,000円、ホテル食事券6,500円、映画3,600円、テーマパーク7,000円。合計21,100円の特典です。
プラス、契約したそのものが利用できる、と。
条件
契約期間は3ヶ月。月額4,200円。3ヶ月で12,600円。
毎月集金に来ます〜、自動更新じゃないので気づいたら期間が延びてたってこともありません〜。
正直1万円越えの出費は痛いし、絶対に必要かと言われたらそうではない商品です。だけど家にあるのも自然だし、悪いものではない。特典を考えるとプラスだな、と判断しました。レストランランチ行きたいよ〜。
しかし夫の反応はいまいち。クーリングオフすることにしました。
クーリングオフするには
クーリングオフとは
国民生活センターによると、クーリングオフとは、
特定商取引法やその他の法律に定められた消費者を守る特別な制度です。クーリング・オフは、消費者が訪問販売などの不意打ち的な取引で契約したり、マルチ商法などの複雑でリスクが高い取引で契約したりした場合に、一定期間であれば無条件で、一方的に契約を解除できる制度です。
とのこと。今回は訪問販売ですので、バッチリ該当します。またWikipediaには
消費者が自宅などに不意の訪問を受けて勧誘されるなど、自らの意思がはっきりしないままに契約の申し込みをしてしまうことがあるため、消費者が頭を冷やし再考する機会を与えるために導入された制度。
とあります。頭を冷やして再考できる!消費者に優しい制度ですね。
より詳しく!国民生活センターのページ
営業さんから説明はあった?
契約時、クーリングオフについても口頭および書面で説明がありました。
訪問販売の場合は、申込書面や契約書面が発行されてから8日以内だったらクーリングオフが可能です。これまでにも何度かクーリングオフ制度を利用したことがあったので、この辺りの手続きに関して不安はありませんでした。
注意点
まず、悲しいことに何かと物騒な時代ですので、ドアは簡単に開けないようにしましょう。現在はオートロックやインターフォンのない集合住宅に住んでいるのと、ちょうどこの日は開ける用事があったので開けましたが、仕方がなく開ける時も細心の注意を払いましょう。
また、訪問販売はトラブルに発展したケースも多数報告されています。ざっくり紹介すると、
契約時トラブル・・・しつこい、強引に契約させられるなど
解約時トラブル・・・解約できないなど
困ったら消費生活センター(消費者ホットライン)に電話して相談しましょう。
電話番号:188(局番なしの「いやや」です)
終わりに
何かと嫌悪されがちな訪問販売。現実にトラブルも報告されていますし、嫌われるのもある種仕方がないことだと思います。ただ本当に大事なのは、それが自分にとって必要なものか「判断する」ということですよね。そして、必要ないなら「きちんと断る」こと。また、万が一あとから必要ないと思ったら、クーリングオフという制度があるということを「知っておく」ことも大事です。
訪問販売されるものの全てが悪いわけじゃないし、人によっては必要な場合もあるでしょう。今回の私の契約内容も、(どう判断するかは人それぞれですが)損ばかりかというとそうでもありません。
クーリングオフの具体的な方法も今後まとめようと思いますが、今回は特に不快になることもなく、先方も常に丁寧に対応してくれました。
訪問販売の人が来ても、きちんと判断し、適切な手段で対応すれば、そんなに毛嫌いしなくても大丈夫です。あ、もちろん警戒第一ですよ〜!
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